一ヶ月間、タンニン槽に浸けこまれ熟成したコードバンは自然乾燥されます。
この写真の右側がコードバンの革です。

左側に干されているのが、コードバンの残りの馬革です。
新喜皮革さんの2回目のレポートです。
馬の尻後部の皮は、シェイビングされ、コートバンになる部位のみにカットされ
この写真の槽(ビット槽)に1ヶ月間、浸けられゆっくり攪拌され革になるのを待ちます

ちなみに、この天然タンニンは、
ミモザの木から注質されたタンニンを使用しているとのことです
姫路白なめしの新敏製革所に続いて、コートバンのタンナーとして
世界的に有名な新喜皮革さんの視察です。コードバンとは馬革の尻後部の
高繊維密度の厚い部分(シェル部分と言う)をタンニンで充分なめし、天然油脂と染料で
仕上げた革で、馬革の一部分しかない、非常に貴重な革です。
しかも皮は、フランス及びポーランドからの輸入されたものです。ヨーロッパでは馬が
食肉として飼われ、その管理及び馬体がよく、品質の良いコードバンがとれるそうです。
新喜皮革さんでは、その皮の中でも1級品のみ仕入加工しています。世界一品質の良い
コードバンであるのも納得できます。

写真は、工場内部の写真です。左に塩付けされた原皮が見えます。
12月15日、16日と、東都製靴協同組合青年部、東日本鞄工業組合青年部合同による
姫路タンナー視察事業がありました。5日のぞみ069号にて、東京駅より出発、午後3時
に姫路に着きました。そのあとすぐに皮革工業技術支援センターにて視察及び講演会
に出席しました。講演は所長さんを中心に、今、皮革業界の関心事である、エコレザー
認証(JSG制度)について、詳しくお伺いが出来ました。ありがとうございました。
その後17時ごろより、姫路タンナーズ組合青年部の皆様と交流会があり、
大いに意見交換があり、有意義な一日を過ごせました。

そして翌日、早朝より、タンナーさんの見学会が始まりました。
まず最初は、新田さんの経営する新敏製革所さんです。
新田さんにお会いするのも久しぶりです。工場の外には、白なめしの鹿革
が天日干しされていました。工場の中も、外も、タンナー独特の匂いがするのが普通ですが、
新田さんの白なめし革工場は、その匂いはまったくしません。水と塩と、少量の菜種油のみの
製法だからですね。しかも白なめし革が,JSG1級を取得したそうです。
これで、エコの革の最高ランクに、位置ずけられました。
これからはこの白なめし革を、どのように製品化するか、私の仕事になりました。